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ロボトミー手術でてんかんを治すのは発熱などのリスク

ロボトミーは、脳の中にあるロブス前頭葉と呼ばれる部分を切断する手術のことを指します。
やり方としては、こめかみのあたりに小さな穴をあけそこに専用の刃を入れて動かすことで前頭葉の白質と呼ばれる部分を切断する手術です。
ロボはロブス前頭葉のことで、トミーとは切断という意味があります。
おおざっぱな書き方をすると脳の一部を切断する手術のことです。

戦後の一時期においてはロボトミー手術は国内においては大流行しました。
これは、精神病の患者を減らすという意味合いがあります。
てんかんの発作や現代で言う統合失調症、アルコール依存症などの患者とこの手術によって改善させる目的で行っていました。
しかし、1970年代あたりからロボトミー手術が議論されることはなくなり現在ではロボトミー手術は行われることはなくなっています。

これは、人格を外科が行う手術で変えるということが倫理的に問題になったり、有効性が疑問視されたことが理由となっています。
そして、この手術を受けることによって起こる副作用が深刻なために行われなくなりました。

この手術の恐ろしいところは、手術の手順が医師のカンによる手探りで行うという点にあります。
現在ほど医療技術が確立されていなかったころの手術ですので、知らない間に神経を切断したり高度の発熱や頭痛、人格障害などによる廃人化も問題にされることがありこうした点から否定されることになりました。

ロボトミー手術は精神外科の範疇に含まれることがあります。
現在は精神病患者を外科手術によって治すという概念はすたれており、心療内科で処方される薬などで治すほうが一般的です。
ただ、一部では脳の解明が進んだことで復活を望む声もあります。